Point 1
Point 1
食品コンテストで絶対的な強さを誇る、商品開発力!お土産では圧倒的な支持を得る。
Point 2
Point 2
三兄弟全員が会社を継ぐため、石巻に帰ってきた。それぞれの強みを活かして役割分担。
Point 3
Point 3
従業員は20代から40代が中心、圧倒的に若い会社。
三陸の海の豊富な知識とノウハウを生かし、昭和50年(1945年)に創業。創業以来「大切な人にこれが海だと自信を持ってお贈り出来る製品造り」を掲げる。塩や水さえも使わない漁師直伝の潮煮製法 で作る「潮煮シリーズ」は 2020年第59回「農林水産祭」において最高三賞のひとつ「内閣総理大臣賞」を受賞するなど多くのヒット商品を生み出す。量販店、全国食品問屋等に対し、海藻・牡蠣・ほや・帆立等の水産加工食品を販売。
石巻で生まれ育ち、大学卒業後、東京本社の水産商社に新卒入社。仙台支店に配属され4年半勤め、平成2005 年に石巻に戻り末永海産に転職。東日本大震災が発生した2011年の5月に5年後に社長交代が決まり、2016年、36歳のタイミングで代表取締役に就任。テレビを家の壁に設置するなど、最近はDIYにハマっている。
地元の三陸金華山漁場は「世界一」とも言われる豊かな海です。震災前、私たち末永海産は牡蠣などの海産物を仕入れ、鮮度の良いうちに、パック詰めしてスーパーなど量販店に出荷する「一次加工」の会社でした。ところが、2011年に東日本大震災が発生。牡蠣の生産者である漁師さんの数が大幅に減り、我が社が取り扱う海産物の生産量も震災前の50%ほどに落ち込んでしまいました。
商品を大量生産できない中で、どうすれば会社として生き残っていけるのか。私たちが選んだのは「これまで以上に品質にこだわり、高付加価値商品をお客様に直接届ける『BtoC事業』を充実させる」という道です。そのために一次加工だけでなく、「鮮度の良さ」を「美味しさ」に発展させる加工の工夫を追究してきました。その代表例が、新鮮な海の幸の旨さをとことん引き出す潮煮製法です。「三陸の海の幸に、なにも足さず、なにも引かず、そのまま食卓へ」。おかげさまで主力商品の「牡蠣の潮煮」は、どこに持っていっても「美味しい」という評判をいただいています。
「潮煮シリーズ」のような加工品の売り上げを現状の2倍、3倍に伸ばしていきたいです。また、一人暮らしの方や共働き世帯が増えているのに合わせて、すぐに食卓に並べられる惣菜品や冷凍食品の商品開発も進めていきたいと考えています。
社員には末永海産で働いていることに誇りを持ってもらいたい。そのために、「末永海産」という名前がついた商品をもっと出していこうと考えています。地域の方が「贈り物に買ったよ」「やっぱり末永さんのが美味しいね」と声をかけてくださるような、地元の名産品を生み出したいです。
会社の方針は毎年社内で議論しています。社員一人ひとりが責任を持った上で、新しいことに挑戦できる会社を目指します。私がこだわっているのはただ一つ、「働いている人が幸せになるように」ということです。そこさえぶれなければいいと思っています。資材価格の高騰など厳しい経営環境が続いているのは確かです。しかし、その中でも会社として利益を出し、社員の生活を支えるのが、社長である私の使命です。
自分の会社の社員たちだけではありません。生産者である漁師さんたちがいなければ、水産加工の仕事は成り立ちません。三陸の漁師の方々には、「私たちが必ず買います」と購入量や価格をきちんとお約束して、安定した収入源を確保してもらうよう努力しています。「博打的に大きく稼ぐ」のを好むベテラン漁師さんもいるかもしれませんが、これから漁師になろうという若い人たちの中には、「安定」を大事にする人も多いと思います。
事業の「安定」のためだけでなく、水産業の担い手の方たちに「誇り」を持ってもらうためにも、やはりBtoC事業の充実が不可欠です。お客様に直接喜んでもらう、感動してもらう経験が、自分たちの仕事に誇りを持つための一番の近道だと考えています。
任せたい仕事は会社のBtoC事業に関する取り組み全般です。震災を機にBtoB事業からBtoC事業に注力し始めました。多数の加工商品を開発し、仙台駅での直営実店舗の他、オンラインショップでも自社商品の販売をしています。(現在EC担当者1名が専属として動いております。)
それらに関する業務として、オンラインショップ運営、SNS運用、販促企画、商品開発、CRM、カスタマーサポート、リアルイベントの企画運営など多岐にわたります。
知識や経験よりも、先入観にとらわれず柔軟な発想ができる人を求めています。社員を巻き込みながら、BtoC事業で新しいチャレンジや企画をどんどん推進して行ってほしいです。
フィッシャーマン・ジャパン
漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすというビジョンを掲げ、新しい働き方の提案や業種を超えた関わりによって水産業に変革を起こすことを目指す。
ワラサクラブ
石巻の水産加工業の未来を担う中核、経営人材が会社の垣根を越えて繋がる団体。販路の共有や商品企画、採用・育成をチームで行うことにより、水産業の活性化ひいては石巻の「産業ブランド」つくることを目指す。 石巻の恵まれた海の幸を強みに、チームでの商品企画や販路開拓とユニークな挑戦を続けています。